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考古学に携わる日々を綴るブログ


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もうすぐ草原へ,だけど時間がバッコイなのだ!

タイトルの「バッコイ」は,モンゴル語で「〜が無い」という意味。
「今日も仕事がバッコイ」とか使うのだ。
いや,「バッコイ」というのは,
とある先生が日本語っぽく発音しただけで,
正確には「バッコイ」は間違い。
本当は「コイ」の部分は喉を鳴らすような感じなんだけども,
語感がおもしろいのでこれで覚えてしまったわけ。
ま,それはともかく...だ。

-----
今日から1週間後の8月4日(火)には,モンゴルで遺跡の調査をしていたりする。
学部1年(回)生だったあの頃の僕は,そんなことは夢にも思わなかったのである。

これまでの調査の概要はコチラ↓
モンゴルの契丹城塞都市チントルゴイ城址の調査
http://jinbunweb.sgu.ac.jp/~siberia/japanese/Chintolgoi_HP/index.html

夢にも思わなかった場所での調査も 今年でもう4年目。
毎回新たな知見を得ているが,
はて,今回はどんな成果を挙げられるだろうか。

もちろん,先生方によって遺跡の調査計画は練りに練られ,準備には余念がない。
だけど,人と自然の作用環の積み重なりは,どれ1つとして同じものなどなく
今回の調査によって,いままたどのような姿をあらわすか
それは誰にも分からない。

掲げた目的に対して,その時の最善を模索し,これを尽くす。
2度と同じ調査はできないし,同じ場面に出くわすこともない。
調査で露わになる,その時・その場所にしかない光景。
過去から現在までの時の断面を曝し,触れられ,また匂いすら漂わせることもある奇妙なシーン。

試行錯誤を続けても,未だその全てを未来へ伝えることはできないけれど
それでもどれだけのものを掴むことができるか,ずうっと足搔き続ける。
当たり前だけど,新しい技術や高価な道具が常に最良の手段とは限らない。
限られた環境の中で,色々組み合わせて工夫して,対象に最適化するのがおもしろい。
その姿勢の基本は,学部生の時に教えていただいたように思う。

国内外を問わず,どんな遺跡の調査でも,僕らはいつも一回性への挑戦者なのだ。
...なんつってー。


さて,そろそろ戻って目指すとするか。
宿題がバッコイな秋の休日を。


「調査の方法及性質の如何は,考古學者と弄古家との區別を生ずる所以にして,吾人は一切の科學的方法を以て,可及的に精細なる調査を行ひ,其の記錄を製するに努めざる可からず。」
濱田耕作2004「第三編 調査」『通論考古学【新装版】』129頁より。(初版は1922年刊行)
by hrs-blog | 2009-07-29 00:40 | チントルゴイ城址調査のこと

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