考古学に携わる日々を綴るブログ


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3次元レーザースキャナによる計測にも修行が必要なり

e0024206_21481666.jpg
先週,センターの中庭で3次元レーザースキャナーの試運転をしてみました。
この機械は,対象の形を3次元で測るだけでなく,
質感には大事な色の情報も同時に記録することができるものです。

図は,計測データの後処理中のもので,
2つの地点から計測したデータをくっつけたところのもの。
処理用の表示なので,見た目も粗いです。

ちなみに仕様によれば,対象から機械までの距離が50mであるとき,
距離精度は±4mm,座標精度は±6mmだそう。

スキャナを水平に据えて,
接続したパソコンのマウスをポチポチ押せば,スキャンを始めるんだけど,
対象をうまく(短い時間で,計測漏れ無く,合成の精度高く,目的に応じて)測るには,
機械やターゲットの位置,各種計測のパラメータ(角度とか細かさとかシャッタースピードとか)に工夫が必要。


対象の全体像と完成したイメージをキッチリ把握した上で計画を練り,計測しないと,な。
その点は基本的には平板測量と同じかな。

後処理にも早く慣れないと。


発掘調査の成果により,どんなに話題になった遺跡であっても保存や保護がなされないかぎり,
調査の後には,調査の契機となった開発(建物を建てたり,道路を通したり,ほ場整備されたり)がなされ,発掘調査報告書等として記録保存はされるものの,現実的にはその姿を再び見ることはできません(可能性としては残されていますが)。

生きているかぎり未来はこちらが何をしなくても勝手にやってくるが(あー締切もうすぐだ),
過去は何もしなければ忘れ去られて消えるのみ。

日本各地で実施される遺跡調査の現地説明会では,多くの方々が訪れているから,
遺跡に対する興味・関心は高いのでしょう。

そしたら遺跡の何をどのように未来に伝え,これを活かすか。
これもまた重要なテーマだといえるだろうから,常に考えていきたい。
なんて ふと思ったのでありんす。
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by hrs-blog | 2010-04-28 22:15 | 研究のこと

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