考古学に携わる日々を綴るブログ


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見える?見えない?

GISを使った分析方法のひとつに、Viewshed Analysis(眺望分析とか可視領域分析として訳される)があります。

GISで何の条件付けもせずに分析すると、10m離れた対象も数10㎞先のものも、人が立っている点から対象物まで、地形的に遮るものがなければ、どこまでも可視範囲という結果が出ます。条件付けにはたとえば、3㎞とか1.5㎞とか範囲を限定して分析する例があります。

前々から気になっていたのが、いったい実際は、どれくらいの大きさならどこまで見えるんだろう?ということです。この記事での「見える」とは、対象を「AであるならAとして」はっきりと確認できること、とします。

自分でも遺跡を訪れる際に、周囲を見渡して、どこどこ遺跡の辺りは見えるなぁ、この遺跡はこの辺りからも見えるのかぁ、などと思ったりしているわけですが、対象とどれだけ離れているかを、実際の距離で確かめたことはありませんでした。


というわけで、思いつきでちょっとした実験してみました。


目的
はっきり見えるのはどのくらいの距離か?を確認する

方法
とある遺跡からお店の看板の文字が見えたので、その遺跡までの距離を測る

実験の経緯
山梨から帰る途中、八代町に所在する小山城という中世の城館跡に行きました。
小山城は河岸段丘上に立地します。

小山城の土塁の上からみた眺望は、甲府盆地全体を見渡すことができました。
さて、そこで、宿泊していた時に利用したSATYの店舗に掲げた看板が見えました。
赤地に白のS・A・T・Yの文字がはっきりと。
そこでまずはその写真を撮り、後日この看板と城の距離を測ることにしました。

実験環境
僕の視力は、眼鏡をかけて両目で約1.0です。
2006年3月8日。時間は午後3時ごろ。天気は晴れ。風はほとんど無し。
e0024206_19522842.jpg
小山城北西側土塁の上から北北西の方向を撮影

看板は、青く楕円で囲った中にあります。

具体的方法
小山城の位置は、山梨県教育委員会1986『山梨県の中世城館跡-分布調査報告書-』において、2万5千分の1の地図に記してあるので、これを利用。
SATYの位置は、石和駅のすぐ近く。これも上記の地図上で場所が分ります。
そこで小山城とSATYの2点を2万五千分の1の地図上で測りました。

結果
小山城からSATYまでの位置を測ると12.5㎝。
2万五千分の1の縮尺だから、12.5*25000=312500㎝
これを㎞に変換すると3.125㎞

ちなみに2万五千分の1の地図上で1㎜測点を変えると、実際の地点は25m動きます。

だから、まぁだいたい、小山城からSATYの看板までは3㎞くらいとしましょう。

成果
上記の環境下で見えたSATYの看板は、約3㎞離れていることがわかった。

課題
その1.看板の文字の大きさは?(この課題は石和SATYに問い合わせれば解決かも)

どこまで離れていても見えるかは、
対象物までの距離、対象物の大きさ、観察者の視力が大きく関係します。
視力との関係は、理論上計算で求めることができます。

なにより、なんで看板の文字の大きさが分れば、そこから、何を対象とするならば、3㎞離れたところからでも見ることができるか、おおよそのところを予想できるからです。
予想したい対象には、人や集団の行動、竪穴住居や掘立柱建物、寺院建築物、古墳など、いろいろあります。


その2.看板の配色効果で目立っているせい?
風土に溶け込む色と際立つ色。

展望
自分の目で見た風景とカメラで撮影した写真の違い


やってみたい可視領域調査-人型バージョン-
簡易GPS2台デジカメ1台、それと同行者Aを用意する。
まず、2人そろって遺跡(基地局とする)に行き、そこから見える範囲を確認する。
写真撮影とGPSで遺跡の位置情報を取得。
そして、その範囲内および、ちょっと外側で目印(建物なり交差点なり)を決定。

それから、同行者AがGPS片手に事前に決定した目印までGo!
到着後、位置情報を取得。そして、デジカメで基地局方向の風景を撮影。
また遺跡で待機していた人は、同行者Aを目視できるかチェック。

この方法の基本は、多くの方がご存知のように、
相対的に高地に立地する遺跡研究において、実際に遺跡に行って眺望を確認することは、
これまでに多くの研究者の方々が実施されている方法です。



さて帰宅後、結果をGISで編集。
そして、GISによる可視領域分析の結果と統合。
それは、机上と現実のつきあわせ。


山間部だと人の目視はむつかしい。
平野部だと過去の地形とは大きく異なる。。という限界はある。だけど...。
やってみたい。



この方法は、
従来の方法とGISを使った可視領域分析の中間あたりに位置するのだろうか。
・・・学史を整理しよ。


ふぅ、今日は入学瓷器なので、少しまじめに書いてみました。
単に、野外調査に出てGPSを使って遊んでみたいだけだったりして。(やまひろ)
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by hrs-blog | 2006-04-03 20:03 | 研究のこと

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