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考古学に携わる日々を綴るブログ


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考古学solution

初投稿になります、M1のもりよしです。

先日愛知県犬山市で行われた考古学solution04に参加してきました。

テーマは「非’紙baseの調査報告書志向」考古学的web2.0志向を考える

私などはこれまであまり考えてこなっかったことですが、
会場にいらっしゃたのは新しいものを創り出そうという熱気と
現状のままではいけないという使命感に満ち溢れた方々ばかりで
とても刺激的でした。

最初のプレゼンテーションは
藤波啓容氏の「報告書DTPの現状と問題点について」
報告書という形式にこだわっている限り、今後はDTPは後退していくという報告でした。

次に堀木真美子氏による「LAMPを活用したリアル考古学」
では実際に新しい取り組みが始まっている事例の紹介でした。
発掘調査で得られた情報をリアルタイムで共有できるようにすることを目的としています。
わかりやすい例えでいうと
調査員の野帳・調査日誌まで公開するというものです。
すでにそのためのプログラムが試用される段階まできていました。

休憩を挟んでフリートーク
岡安光彦氏の
「民が入ることによって官が私物化する文化財情報が公のものとなる」
という発言が最も印象的でした。

以下私の感想です。

デジタル化をとことん進めていって文化財情報が公開されていくのは
当然喜ぶべきことです。
私などはまだ駆け出しの研究者の卵ですが
ある研究をはじめるとき、まずやるのは資料を収集することです。
基準も精度もまちまちの報告書群のなかから
自分の目的に合った資料を検索するのは
単純作業ですが楽ではありません。
赤塚次郎氏もおっしゃっていましたが
「報告書という塊をばらして必要な部分を抜き取って加工」
することができるようになればこの苦労はかなり軽減されます。
そのために報告書という形式が時代に適合しなくなってくるのも自然な流れかもしれません。

発掘調査で得られた情報がすぐさま共有されるのも
遺構の評価などが多くの調査員で検証できるようになるとのことで
いま現場で求められている技術であろうと思います。

しかしこれらの理想的な考古学の未来に行き着くには
まだ様々な障害を乗り越えていく必要があるのではないでしょうか。
新しい優れた技術があっても
すぐそれを全国の現場で導入するという流れにはなかなかならないでしょう。
意識の違い、スキルの違いというのは単に世代間ギャップだと言い切ってしまうことはできません。
このような会合をより広く行って
考古学者をどんどん議論の壇上に乗せていくことが必要だと感じました。

多くの方々に
「君のような若い世代にやってほしいことがある」
と期待のお言葉をかけていただきました。

私たちができること、一つ一つ着実にやっていきます。

(もりよし)
by hrs-blog | 2006-06-05 20:52 | 研究のこと

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